冬の乾燥に、今日からできる「保湿」と「巡り」
年齢肌の乾燥は「保湿力」の低下から
年齢を重ねると、肌のうるおいを守る力は少しずつ弱まっていきます。
皮脂量の低下や、セラミドなどの保湿成分の減少、さらにターンオーバーの乱れが重なり、肌は乾きやすくなってしまうのです。
「しっかり塗っているのに、うるおいが続かない」
そんなときは、肌の『保湿カそのもの』が落ちているサイン。
若い頃と同じスキンケアでは、うるおいを保ちきれなくなるのも、この変化が原因です。
年齢肌の乾燥には、まず『保湿カそのものの低下』を理解することが大切。適切なケアでうるおいを補い続けると、肌は年齢にかかわらず、ちゃんと応えてくれます。
冬こそ丁寧にパーツケア
実は、顔よりも乾きやすいのが「目元・唇・ 首・ 手」です。肌の保湿を意識していても、意外と見落としがちなパーツケア。
冬に特に乾燥しやすいのは、皮脂が少なく薄い部分だからです。
これらのパーツもやさしく保湿することで、肌全体の印象がぐっと明るく整います。
さらに、表情までいきいきと見え、自然に若々しい印象を演出することができます。
体温1℃で変化、冬の印象
体温が1℃下がると、肌のうるおいも減ってしまうと言われています。
寒い季節はつい保湿に意識が向きがちですが、体が冷えると血流が落ち、肌の生まれ変わりもゆっくりに。
その結果、乾燥やくすみ、ごわつきが加速するだけでなく、顔色も沈みがちになり、表情全体が暗い印象になってしまいます。
冬場は保湿はもちろん、体を冷やさない習慣を意識することが、肌の調子を整えるうえで大切になります。
うるおいを育てる鍵は「保湿」×「巡り」
乾燥対策といえば、つい保湿ばかりに目が向きがち。
でも、実は「巡り(血流)」が整っていないと、美容成分も、うるおいも肌の奥まで届きにくくなってしまいます。
乾燥しにくい肌を目指すには、「巡らせて、保湿する」の2ステップがカギ。
このアプローチで、ふっくらうるおいのある肌に近づけます。
今日から少しずつ、『保湿x巡り』のケアを取り入れてみましよう。
巡り｜いつもの習慣を少しだけ丁寧に時間をかけて
首肩ケアでハリ肌UP
首まわりと肩は、大きく円を描くようにゆっくり回すと、こりがほぐれ血流がスムーズに。
回数よりスピードを意識し、左右それぞれ 5回を目安に実施してみましょう。肌にも巡りが届き、ハリや透明感をサポートします。
ゆっくり飲む温活習慣
寒さが厳しい冬こそ、体の内側から巡リを整えることが大切。白湯やジンジャーティーなどひとロずつゆっくり飲むと、体がじんわり温まり血流がスムーズに冬の乾燥や冷えをケアできます。
半身浴で全身巡る習慣
ぬるめのお湯( 38～40℃ )に10～15分、半身浴でじんわり体を温めると、下半身の血流が促され全身の巡りがスムーズに。
入浴中に手首や足首を軽く回すとさらに効果的です。
保湿｜自分の肌の声を聞いてその日に合わせたお手入れを
乾きやすい頬に「追い保湿」
頬は皮膚が薄く乾燥しやすいパーツ。
化粧水で角層を潤したら、手のひらで温め、やさしく押し込むように重ねづけすると、浸透が高まりバリア機能が整います。
保湿の仕上げは「薄ヴェール」
クリームは保湿のラストとして化粧水の水分を逃さないよう薄くヴェールを作るイメージで全体に伸ばします。頬や口元、目元は重ねづけも◎
肌に負担をかけずやさしくケアしましょう。
いかがでしたか？
冬の乾燥対策には「保湿」と「巡り」が大切です。
お気に入りの保湿剤や飲み物を取り入れて健やかに過ごしましょう。
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