インナードライとは?
簡単セルフチェック
\教えてくれるのは/
医学博士
髙岡幸二先生
20年以上にわたり、皮膚科学を研究。皮膚のバリア修復に注目した新しいスキンケア理論を開発するなど、敏感肌の専門家。
気づかないうちに
陥っている隠れ乾燥
気温がグングン上昇する夏になりやすいインナードライ。「乾燥性脂性肌」や「混合肌」とも言われます。これは一見、肌表面は、汗や十分に分泌された皮脂でうるおっているように感じながらも、実はお肌の内部は乾燥し、トラブルが起きやすい状態を言います。
ベタつくのになんだか乾燥しているように感じる場合や、乾燥ニキビができやすい場合は、インナードライかもしれません。
CHECK
インナードライの見分け方
セルフチェックしてみましょう
□洗顔後はカサつきや、つっぱる感じがする
□洗顔後少し経つとベタつきを感じる
□見た目はうるおっているように感じるが、ベースメイクのノリが悪い
□TゾーンはベタつくのにUゾーンはカサつく
□肌のキメが粗く、ごわつきを感じる
□毛穴が開きやすく、肌にハリ感がなく、細かいシワが多い
□ニキビができやすい
一つでも該当する場合、インナードライかもしれません。
健康な肌
水分が逃げないしっとり肌
インナードライ肌
水分が蒸発してしまう
また、水分が逃げないように皮脂がどんどん分泌してしまう状態
インナードライになる原因とは
インナードライになる原因は様々です。自分は脂性肌だと思い込んで、ゴシゴシとしっかり洗顔をしすぎたり、保湿を怠ってしまうなど。間違ったスキンケアをするとバリア機能が低下し、お肌の内部から乾燥してしまいます。
バリア機能には、「天然保湿因子」「セラミド」「皮脂」の3つの要素が最も大切ですが、インナードライの場合は、皮脂は十分足りているのに天然保湿因子やセラミドなどの角質細胞間脂質が不足している状態になっています。
バリア機能に大切な3つの要素
①天然保湿因子
②セラミド
③皮脂適
天然保湿因子やセラミドは、環境からくる乾燥や、洗顔など洗浄による流出が原因でお肌から失われていきます。さらに、紫外線ダメージや睡眠不足、ストレス、偏食なども要因となります。
次の記事では、インナードライにおすすめのスキンケアや、日常生活でもできる対策をご紹介します。