正しいUVケアで
しっかり光老化対策を
光老化と自然老化の違い
光老化とは、紫外線の影響によって起こる老化で、年齢を重ねて生じる自然老化とは異なります。
一番大きな違いは、自然老化では皮膚の厚さや色が薄くなる方向に向かいますが、光老化は紫外線に対する防御反応で皮膚が厚くゴワゴワになり、色も濃くなります。それがシミ、しわとなって現れます。
肌老化の原因は加齢によるものが20%、残りの大部分を占める80%は紫外線による光老化が原因といわれています。また光老化は、紫外線を浴びた時間と強さに比例するといわれています。
健やかでみずみずしく美しい肌を維持するには、紫外線対策がとても大切です。
朝のスキンケア後は
塗り残しのないように日焼け止めを
紫外線には真皮まで到達してシワやたるみの原因になるUVA(A波)と、表皮でシミの原因になるUVB(B波)があり、どちらも防ぐことが重要です。さらに、UVA(A波)は窓ガラスを通過するため、室内にいても日焼けをするといわれています。
外出はせずとも、朝のスキンケアの後はすぐに日焼け止めを塗り素肌を守ってあげましょう。
また、お顔だけでなく特にシミが気になる手の甲にも日焼け止めを。洗濯ものを干したり、ごみ出ししたり、意外に手の甲は紫外線にさらされています。耳、首など肌が露出している箇所にも日焼け止めを忘れず塗りましょう。
日焼け止めは
2~3時間おきに塗りなおしを
日焼け止めは、朝に塗るだけでなく、日中こまめに塗り直しをしないと効果は持続できません。たとえ、高SPF・高PAの日焼け止めであっても、時間が経つと汗や皮脂、擦れなどによって落ちてしまいます。ですので、きちんと効果を持続するには、2~3時間おきの塗り直しが理想です。
メイクした上から塗りなおしが可能なUVパウダーは1日何度も塗りなおしができて便利です。ティッシュなどで肌表面の汚れをやさしくオフしてからパウダーを重ねるだけでOKです。
生活シーンに合ったSPF・PA値
日焼け止めは「どのくらいの時間、紫外線を浴びるのか」と「紫外線の強さ」を考えて選ぶことが大切です。
最近では数値が高いものも多く見られますが、日常の洗濯物を干したり買い物をしたりであれば、SPF10~20程度で十分です。一方で、炎天下でのスポーツやハイキング、海水浴など紫外線の強い季節に長時間屋外に出る場合は、高い効果を持つものが理想的です。それぞれのシーンに合わせて日焼け止めを選びましょう。
肌へのやさしさで選ぶなら
紫外線散乱剤のUVケアを
紫外線を防ぐ成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。このうち紫外線吸収剤は、世界的に海洋生物やサンゴ礁に悪影響を及ぼすとして問題視されており、ハワイやパラオなど一部の国や地域で、紫外線吸収剤入りの日焼け止めは使用禁止となっています。
日焼け止めを選ぶ時は、環境にも肌にもやさしい紫外線散乱剤のものがおすすめ。肌に負担をかけずにケアしながら日傘や帽子、サングラスなども活用して、万全のUV対策をしましょう。
\ヴァーチェベースメイクアイテムでも採用/
肌に優しい紫外線散乱剤
散乱剤そのものが紫外線をはね返す働きがあり、UVA~B波まで幅広く紫外線を防御。ノンケミカル処方で肌にやさしいのが特徴。
紫外線吸収剤
紫外線を熱エネルギーなどの別のエネルギーに変換することで紫外線の影響を防ぐ。防御力が高く、汗に強く白浮きしないので使いやすい反面、肌への負担になりがち。