春の訪れ

マルラオイルの故郷アフリカにお住まいのNaoさんに、現地の魅力を伝えていただくアフリカ通信。今回のお話は「春の訪れ」です。

\記事を書いてくれたのは/

Nao
2021年より夫の海外転勤で南アフリカ在住。これまでにドイツ、マラウイ、フランスでの海外生活を経験し4ヵ国目に滞在。
ものづくりが好きで現在は南アフリカ人の先生のもとでクルーエル刺繍を勉強中。
世界中のどこにいてもその時を精一杯楽しむ一児の母。

南アフリカでは今、春を迎えています。日が長くなり始め、最高気温が30度近くまで上がる日も次第に増えます。アウトドアを楽しみ、自然の美しさを満喫できる過ごしやすい季節がやってきます。

花が開花し始め、木々が芽吹き、新しい生命が見られるようになり、週末に開催されるファーマーズマーケットやイベントなどが多くなります。

先日私が訪れたファーマーズマーケットでは、早朝にも関わらず沢山の人で賑わい、花を買っている人を多く見かけ、小動物が飼育されているコーナーでは、母親の側で眠る子豚達と一生懸命自分でご飯を食べる子ヤギの姿がありました。

また園芸店では、買い物カートいっぱいに土、花、木などを乗せてお買い物を楽しみ、庭づくりの準備をする人を見かけました。

南アフリカでの生活を通して感じることは、花木の種類が豊富だということ。

南半球に位置する南アフリカと北半球に位置する日本とでは、気候などの違いから日本であまり見たことのない花木が多く、白、ピンク、黄、紫、オレンジ、赤色など色鮮やかな花木を見るたびに「この木の名前は何だろう?」と思い、写真を撮りその後調べてみると、多くは原産国が南半球の木でした。

私が住んでいる街、「プレトリア(Pretoria)」では、紫色の花「ジャカランダ(Jacaranda)」がとても有名で、例年、10月中旬頃に満開になり、街全体が美しい紫色で覆われます。

春の訪れを知らせるジャカランダ並木を一目見ようとプレトリアを訪れる人は多く、たくさんの人がジャカランダが満開になる時期を今かと心待ちにしています。

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