マルラの実が原料のお酒
「アマルーラ」

マルラオイルの故郷アフリカにお住まいのNaoさんに、現地の魅力を伝えていただくアフリカ通信。今回のお話はマルラの実が原料のお酒「アマルーラ」です。

\記事を書いてくれたのは/

Nao
2021年より夫の海外転勤で南アフリカ在住。これまでにドイツ、マラウイ、フランスでの海外生活を経験し4ヵ国目に滞在。ものづくりが好きで現在は南アフリカ人の先生のもとでクルーエル刺繍を勉強中。世界中どこにいてもその時を精一杯楽しむ一児の母。

ご存知ですか?
AMARULA(アマルーラ)リキュール

ヴァーチェのオイルにも使用されている、南アフリカや近隣諸国地域のみで自生するマルラの果実、砂糖、クリームから作られている南アフリカ原産のアルコール度数17%のクリームリキュールです。

1本のアマルーラが出来上がるまで
毎年、1月から3月頃までがマルラ果実の収穫時期で、マルラの実は熟して薄い黄色の実となります。
成熟した果実の収穫後、果実の処理を行い発酵させ二度の蒸留を行い、そして木樽で24カ月程熟成させ、最後に生クリームとブレンドした後に市場に出回るようになります。
1本のアマルーラが出来上がるまでには、2年以上の歳月がかかっています。

アフリカを象徴するボトルのラベル
アマルーラは1989年の発売以降長く愛されており、アルコール売り場では必ずと言っていいほど見かけます。
ボトルのラベルにはアフリカを象徴するゾウのシンボルマークが特徴的です。実はゾウはマルラの実が大好物で、マルラとゾウの強い関係性を表しているようです。
またアマルーラの製造会社は、ワイルドライフダイレクト(WildlifeDirect)という慈善団体と提携し、アフリカゾウを保護する活動を支援しています。

アマルーラの一般的な飲み方
アマルーラの一般的な飲み方は、グラスに氷を入れてそのままロック(ストレート)で飲む飲み方です。 コーヒー、ホットチョコ―レートにアマルーラを入れたり、カクテルなどにも使用される他、デザートや料理との相性もよく幅広く使用されています。

幅広いバリエーション
オリジナルのクリームリキュール以外にも、エチオピアコーヒー、ココナッツ、バニラ、ラズベリーなどのリキュールも発売されています。

オリジナルのクリームリキュール
実際にオリジナルのクリームリキュールを飲んでみた個人的な感想は、ほのかに感じる柑橘系とミルクの甘い香りとアルコール特有の香りがブレンドされた印象で、生クリームとブレンドされているのでまろやかな飲み口で甘く軽めのリキュールでとても飲みやすかったです。

世界的に親しまれているリキュール
現在世界の100ヵ国以上で販売されており、世界的に親しまれているクリームリキュールです。
日本でも販売されているようなので、もしかしたら酒屋さんなどでふとアマルーラとの出会いがあるかもしれません。

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